今年は寒い日が続いています。寒い日が続いた後、ちょっと小春日和のような暖かい日があると心がホッとして、体の疲れも癒されます。仕事や作業に追われて体の調子を崩したり、風邪などで辛い時に来院された方々にちょっとでもホッと感じてもらう事が出来るようになりたいです。頭を小春日和では無く、心を小春日和にさせることが出来る医師になりたいです。まだまだ、インフルエンザが猛威を振るっています。感染性胃腸炎も流行しています。手洗いやうがいの励行だけでなく、マスクの使用し、体の滋養に心がけて下さい。
色は日本語にとってとても重要な修飾語です。「真っ赤な嘘」や「赤っ恥」の赤はどういう意味があるのでしょうか。語源由来辞典によると“「赤色」である理由は、「赤」は「明らか」と同源で「全く」「すっかり」などの意味があるためで、「赤の他人」などの「赤」も同様である。 「真っ赤」は、「赤(明らかであること)」を強調した表現となっている。”と書いてあります。
私の意見は違います。「赤」は比較級の中でも最上級を表していると思います。「真っ赤な嘘」はもの凄くひどい嘘で、「真っ赤になって怒る」はもの凄く怒っていることだと思います。では、「青」はどうでしょうか。「顔が真っ青になる」の「青」は文字通り青くなっていることもありますが、この「青」の中には「恐怖を感じている」という意味も含まれていると思います。日本語の奥深さに頭が「真っ白」になります。(私の頭は少し白髪が出始めましたが、真っ白では無いです。念の為。)
私の赤っ恥。(私にとっては最上級の恥という意味で使っています。)私は小学校から大学まで剣道してきました。私にとってのスポーツの基本は剣道です。剣道の構えの基本は右足が前、左足が後ろです。基本は面打ちなので、基本に忠実に面を打つと、左の後ろ足で床を蹴り、前足から大きく踏み込みながら面を打突します。私にとり、スポーツの基本姿勢は「左足が後ろ、右足が前でそのまま踏み込む」でした。子供の運動会でかけっこがあるというのでスタートの練習を家でやることになりました。子供にもスタートは左が後ろ、右が前。合図とともに右足から打突のようにスタートするよう練習しました。ところが次の日、学校から子どもが帰って来てスタートが違うと怒っています。何と、スタートは左が後ろ、右が前で位置についたら、“よーいどん”で左足を前に出しスタートするというではありませんか。剣道では左足は前に出ません。目の前が真っ暗になりました。その後、子供からスポーツの指導は頼まれません。でも今でも自分では走る時は、剣道スタートしています。