早いもので、平成29年も12月となりました。今年の初めに一進会独自の地域包括ケアシステム構想のお話をしました。一進会では現在、看護型小規模多機能施設「たんぽぽ」、「ひまわり」、通所介護施設「なの花」、「かわい居宅介護支援所」、「かわい訪問看護ステーション」、サービス付き高齢者住宅「花の里」の開設に向けて急ピッチで準備しております。河合外科内科を軸に上記の施設で、一進会を利用していただいている皆さまにより良いサービスが提供できたらと思っています。住み慣れた地域に最後まで住み続けることが出来るような援助を目指していきたいと思います。
「11月1日」が「いい医療の日」であったのをご存知の方はほとんどいないと思いますが、どうでしょうか。多分この日を知っていた方は、クイズ番組上級者の方だと思います。
日本医師会では、住民と医師が共に考えながら、さらなる地域医療の向上に寄与していくことを目的として設立記念日の11月1日を「いい医療の日」としました。ただ、宣伝不足でほとんどの方が知らないのが現状だと思います。
国民皆保険をはじめとする、日本の保険医療システムや感染症蔓延を防ぐための対策や法整備は世界でも類を見ないほど優れていると思います。このシステムを整備してくれた、先達に感謝しなければならないと思います。日本で暮らしていると、医療費やワクチン接種、健診などにも多々不満があると思いますが、海外で生活した経験のある方は、日本の医療制度は本当に素晴らしいと実感していると思います。
世界では今なお、結核をはじめ、鳥インフルエンザ、エボラ出血熱など様々な感染症が蔓延し、脅威となっています。日本でも、鳥インフルエンザやマダニに起因する感染症の不安があります。「いい医療の日」が日本の医療の良さを改めて感じてもらい、自分の健康や家族の健康を見つめ直す日になって行くことに期待をしつつ、来年はもっと啓蒙できればと思っています。11月1日は「いい、いちごの日」、「いい、胃薬の日」、「いい、石焼いもの日」ではなく、「いい医療の日」です。お忘れなく。
今年一年、この独語に付き合って頂きありがとうございました。来年も今年に引き続きお付き合いの程宜しくお願い致します。