今年も残すところあと3ヶ月となりました。日本列島の各地で台風による洪水や火山の噴火など自然の偉大さを目の当たりにする出来事が多く見られます。自然との共存が人間には必要であり、自然を敬いながら災害に備える準備が大事だと思います。
私が小学校2年生の時、釣りに熱中した時期がありました。友達のお父さんに釣りに連れて行ってもらい、初めて魚を釣りました。初めて釣った魚があじでした。魚を釣った時の感触が忘れられず、その友達とよく旭川に釣りに行きました。なぜ、あの時釣りに熱中したかは不明ですが、今となれば懐かしい思い出です。小学校3年から剣道を始め、それ以後は釣りの趣味は無くなってしまいました。
初めて釣った日、とても小さな二匹あじを食べようと母に焼いてもらいました。焼きたての魚は小さすぎて真っ黒に焦げてしまい、炭あじのあじでした。今考えると唐揚げにすればもっと美味しかったと思います。残念です。でもこの時、こげたあじのあじがわかる男になれました。
あじの美味しい思い出は、足摺岬にあります。大学の医局に属していた頃、足摺岬の病院で働く機会がありました。一ヶ月間の仕事ですが、数回行きました。病院の前に海が広がっており、休憩時間に病院前の海で釣りが出来ました。そこで釣ったあじを病院の厨房の方が料理してくれました。とても贅沢な仕事場でした。足摺の風景、魚料理、お酒、すべてが最高でした。ここでもあじを堪能し、あじがわかる男に磨をかけました。(あとで述べますがあじ科のかんぱち、しまあじからかつおまで美味しくいただきました。)
日本のどこにでもいるあじですが、種類が豊富です。食用に限るとマアジ、マルアジ、ムロアジ、シマアジ、カイワリ、ギンガメアジ、ブリ、ハマチ、カンパチ、ヒラマサなどあります。ブリやカンパチがアジの仲間だとは知りませんでした。驚きです。アジの代表であるマアジは13種類あるそうです。アジの仲間はとても多いようです。そのアジですが、名前の由来は味が良いからついたそうです。そして、ほぼ全ての種類が食用になる貴重な魚です。
これからは、地元岡山でとれる美味しいあじを味わって食べ、男としてあじがありながら、もっとあじがわかる男になりたいです。トマトジュースとあじの味が分かれば、良い男に成ること間違いなしです。