暑いというより、熱い夏です。昔から日本の家屋は夏の暑さを防ぐように作られてきたことに納得できます。地球温暖化とあいまって、これからも、年々暑くなっていくのでしょうか。今から不安です。体のために、疲れが有るときは、無理せず、涼しく過ごすようにして下さい。
今回は「しあわせ」新聞に書いた内容を紹介します。
私は小学校から大学まで剣道をしました。小学校、中学校の時の先生は非常に厳しく、夏練習が終わっても、絶対に冷たい水を飲むな、熱いお茶を飲めと指導されました。でも、練習後こっそり、手洗い場でしっかり水を飲んでいました。あの頃は、先生に見つかると大変で必死に素早く水を飲みました。面をつけ、暑さでぼーっとした頭の中でよくコーラプールの事を夢想していました。練習が終わったらコーラで満たされたプールでおもいっきり、飲んで泳げるから、何とか、この練習を頑張ろうと。コーラはサイダーに変わることもありました。
暑い夏、防具をつけて剣道したら多量の汗が出ます。体は高度脱水状態です。体は素直に水分補給を要求してきました。我々はその要求通り、隠れて水分補給をしていたのです。体の要求に素直に沿ったお陰で、熱中症にならずに、剣道を続けられました。
しかし、20歳を過ぎてビールを飲むようになりました。夏、暑い日に飲むビールは最高です。私は、体の欲求を無視して、夏の練習後に、熱い風呂に入り、美味しいビールを飲む準備を整え、美味しくビールを頂きました。最高に美味しかったです。でも、次の朝、目が回るし、体が重い、頭がぼーっとなる、吐き気がするなど最悪の状態でした。
これこそ典型的な熱中症です。体の要求に素直に応じておけば、熱中症は防げました。ここで、忠告です。夏はビールを美味しく飲もうなどと思わず、日中からしっかり、水分をとって下さい。これが、熱中症予防の極意です。