先日、還暦を迎えました。職員の方々、当施設の利用者の方々からお祝いをして頂きました。本当にありがとうございました。この紙面を借りてお礼申し上げます。ただ、60年生きただけでお祝いされる事に恥ずかしさを感じました。お祝いしてくれている時も穴があったら入ってしまいたい気持ちでした。しかし、多くの方の笑顔を見ると、60年生きることが大事なのだと気付かされました。この世に生を受け、60年過ごせたことに感謝いたします。
でも、一体誰に感謝するのでしょうか。考え出すと終わりがありません。両親をはじめ、私が生まれた岡山赤十字病院(今の青江ではなく、もっと街中にあったと思います)の方々、保育園、幼稚園、小学校、中学校をはじめとする学校の先生方、体と心を鍛えてくれた剣道の先生方、剣道前に食べたインスタントラーメン(剣道を始める前まではガリガリだった体がラーメンを食べてから剣道しその後夕食を食べるようになってから筋肉がつきガッチリ体型に変わりました)、勉強の時にお世話になった深夜ラジオにも感謝です(ヤングタウン、ヤングリクエスト、オールナイトニッポンなどをよく聞いていました)。学生時代だけでも書ききれないほど多くの方々から助けられました。大学生になり、ここでは多くの友人に出会い、人間として成長した?と思います。
卒業後は医師として歩む事になりましたが、ここでも多くの指導医に恵まれ、24時間働きます体制で過ごせたのは、剣道とラーメンで作った体のおかげだと思います。次の大きなステップが結婚でした。自分の家庭を持ち子供ができると、より仕事を頑張らなければならないと気合が入りましたが子育てはほとんどせず妻任せであった点は反省です。私はイクメンではありませんでした。子供がスクスク育ってくれた事は妻に感謝しなければなりません。その子供たちが就職した時に還暦を迎えました。
子育てが一段落し、これからどう過ごすかと考えた時、はたと思い出しました。うちにはもう一人(一匹)ソラがいるではないかと。愛犬ソラは6歳です。今年、シニア犬の仲間入りをしました。この子のイクメンにもならなかった私ですが、これからはこの子中心の生活になるだろうと思います。イクメンにはなれなかったのでイクジイを目指したいと思います。
最後となりましたが、60年生きてきて分かったことがあります。それは、私の役割についてです。私の役割は次の世代にバトンを渡す事です。どの時代も人は一生懸命に生きてきました。その一生懸命の理由は次の世代にバトンを渡すためではないかということをおぼろげながら理解できたことが還暦最大のプレゼントでした。








