今年の夏は昨年を上回る酷暑となりました。この暑さを乗り切るためにはトマトの魔法が必要です。「上から読んでもトマト、下から読んでもトマト」と可愛らしいトマトですが、トマトには非常に優れた力があります。ヨーロッパには「赤いトマトは医者を青くする」ということわざがあります。私は「真っ赤なトマトを制する者が夏を制する」と言っても過言ではないと思います。赤や黄色のカラフルな野菜の色素は総称してカロテノイドと呼ばれています。カロテノイドは体内でビタミンAとして働きます。
トマトに含まれるのは、最強のカロテノイド「リコピン」です。その効果は強い抗酸化作用に加え、余分な活性酸素を除去し老化の原因となる酸化ストレスから体を守る働きがあります。例えば、肌のしみを予防する美白効果やコレステロールに働き動脈硬化を予防したり、血圧上昇を予防したり、免疫力の向上や疲労回復したりする働きがあります。
このように、トマトには優れた効果がありますが、どのくらい食べれば良いのでしょうか。赤い色素であるリコピンをたくさん摂取するには、真っ赤に完熟したMサイズのトマトを2個、あるいはミニトマトなら10−15個が必要となります。朝からこれだけトマトを食べるのは難しいですね。そこでおすすめなのがトマトジュースです。トマトジュースに含まれるリコピンを体に吸収しやすくするためには油分が必要なため、コップ1杯のトマトジュースに小さじ半分のオリーブオイルか亜麻仁油を混ぜて飲むのがおすすめです。
私も一時期トマトジュースにはまった時期がありました。その頃は、年に2回フルマラソンとハーフマラソンを走っていました。フルマラソンを走るためには、練習も必要です。今考えると、「仕事をしながらよく毎日走れたな」と感心します。その頃は毎日仕事前にキリントマトジュースを飲んでいました。キリントマトジュースはトマトの旨味があり、まるでトマトスープを飲んでいるようでした。今考えると、走れる体を支えてくれたのがトマトジュースです。あの頃、直射日光に曝されていましたが、不思議とシミは出来ませんでした。
私のトマトジュースのおすすめNo.1は伊藤園の「理想のトマト」です。No.2はキリントマトジュースです。自分に合ったトマトジュースを探すのも楽しいと思います。トマトジュースで医者いらずの体を目指しましょう。ポリフェノールも抗酸化作用があります。朝のトマトジュースとポリフェノールを多く含む高カカオチョコレートとコーヒーを3時に食べるのはどうでしょうか。これに運動を加えれば、元気になること間違いなしです。








