令和5年もはや半年が終わりました。新型コロナウイルス感染症が終息するまでに丸三年を要しました。この間に我々の生活は一変しました。もう、流行前には戻れません。苦しい3年間でした。もっと早く大きな第9波が来ることを想像していましたが、ピークはゆっくりのようです。コロナウイルス自体の毒性もオミクロン株は初期型より低下し、これからはコロナと共存(ウイズコロナ)の時代になっていきます。ただ、自然の力は、計り知れないものがあります。いつ我々に刃を向けるかわかりません。コロナ感染症で苦しんだ3年間の経験を今後の新たな脅威への対抗手段となるよう記録しておく必要性を感じます。
2019年2月22日、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」へのダイブを成功させ、表面サンプル採取に成功しました。この成果は地球に小惑星が落下(衝突)し水や有機物をもたらした可能性を示唆しています。この有機物と水が地球に生命をもたらすきっかけとなりました。
ただ、生命誕生にはものすごい時間とキセキの連続が重なり、超超超キセキの結果、生命が誕生しました。その生命がものすごい時間をかけ人間に進化をとげ、父と母が生まれました。その父と母が出会い、受精します。受精時もたった1つの精子が受験競争とは比にならない倍率を勝ち抜き卵子と受精し、母の体の中で、様々な危機を乗り越え大きくなり、赤ちゃんとして生を受けます。赤ちゃんから今まで生き抜くためには多くの感染症や病気や事故などの危険を乗り越えなければなりませんでした。そして、現在の私たちがいます。
この全ての流れを見届けたのが「宇宙の神」です。ものすごいキセキの連続を乗り越えて今ここに私たちは存在しています。とても尊いことです。今ここに生きる人は「神に選ばれた存在」だと思います。そうです。私たちは紛れもなく「キセキの人」なのです。
ただ、現実を見れば、「生きていることが辛い」と思っている方が大勢おられると思います。人生を楽しいと思っている方はそうそうおられません。大きい流れから言うと、我々の人生は人間の進化の過程のほんの一瞬でしかありません。でも、この一つの瞬きのうちに消えてしまうような光が人間の進化の次のキセキになるかも知れません。私たちの人生が次の世代のキセキのきっかけになるかも知れないことは、今までの歴史が物語っています。
今辛いことがあっても、楽しくないことがあっても、苦しいことがあっても、必ず言えることは「私たちはキセキの人」です。そして、宇宙の神は私たちを見てくれています。このことは、将来私たちの子孫がその苦しさを克服できる力を脈々と受け継いでいることを意味しています。そう、私たちは「キセキの人」です。1度しかない人生を存分に味わい尽くしましょう。
追伸、原田マハさんの著書「奇跡の人」も感動する本です。機会があれば読んでみて下さい。