令和4年も、はや師走となりました。今月の一句。「来年はコロナ終わりて祝杯だ」。もうコロナにはこりごりです。来年はコロナが終息し、スルメのように噛めば噛むほどゆっくりと味わいのある一年になって欲しいです。
ミシンはやっぱり機械でした。今はモニターがついているので、コンピュターミシンは機械を超えて電子機器と言えるかもしれません。ただ、それを扱うには使い方を覚える必要がありました。まず、説明書を読みました。チンプンカンプンでした。でもご安心下さい。最近のミシンにはDVDがついています。このDVDを2回見てやっとミシンの根本が分かりました。では、早速シンガーミシンを箱からだし、電源を入れてみました。早くもモニターに縫い方表示が出ましたが、まだ準備できていません。DVDのセットアップ通りに針を付け、押さえ金を付けた後、ボビンに糸を巻き付けます。1・2・3と番号順に糸を通し、ボビンをセットしてスイッチオン。すると自動でボビンに糸が巻き付いていきます。さすがです。次に上糸を番号順にセットし、最後に針に糸を通します。ミシンは最新式で手元にはLEDの照明もありますが、針穴が見えず、1日目はここで終了。すぐに、ネットでハズキルーペを注文しました。
2日目はハズキルーペをかけて挑戦です。しかし、なかなか針に糸が通りません。でもご安心下さい。ちゃんと予習していました。自動糸通しなる装備がついているようです。説明書を見ます。ハズキルーペのお陰で字はよく見えますが、説明書の書いている内容が理解出来ず2日目終了。
3日目。2日目同様にトライします。出来ません。イライラして「ええいクソ!」と力をこめてボタンを押すとあら不思議。針に糸が通ったではありませんか。説明書に「少し力を入れてボタンを押すこと」と書いていてくれれば良かったのに!と悪態をつきながら、ボビンからの下糸を持ち上げる作業に移ります。この作業はすぐ出来たのですが、最初に縫うときは下糸を引っ張り上げて上糸と一緒にしているのに、次からは下糸はどこに行ったか分かりませんが、上糸だけで縫えてしまいます。不思議な機械です。でも、やっとミシンで縫えるようになりました。最初はカタカタとゆっくりスタートです。試し縫いして、ストップ。糸切りボタンを押すと、自動で糸が切れています。「ミシンすごい」と思わず言葉が出ました。
今では、ミシン周りにはアイロンや定規がスタンバイしています。裾上げに挑戦した時は、You Tubeの「ミシンばあばの裾上げ」を3回見てから挑戦。裾をジョキとハサミで切るときは、「もう後戻り出来ない」と緊張しました。今は、愛犬ソラの腹巻をどうやって作ろうかと悩んでいます。服を見るときも、どうやって縫っているか、気になるようになってきました。コロナ禍がミシンとの出会いを作ってくれたことには感謝します。来年はコロナが終息して、のびのびと味わい深い一年になればいいなと思います。味わい深い一年ということで私は2023年をスルメ年と命名致します。2023年が、皆様にとってもスルメ年になることと私のミシンの腕が上達することを祈願し、2022年最後の独語とさせて頂きます。来年も宜しくお願い致します。