コロナウイルス感染症の嵐がやってきました。ジャニーズの嵐は大晦日に惜しまれつつ解散したというのに、コロナ旋風は一段と強くなってきました。ただ、恐れることはありません。昨年の緊急事態宣言期間の自粛で鎮静化する事は分かっています。自粛で鎮静化をはかった後、ワクチン接種を行えば以前の生活を取り戻すことが出来ると思います。現在、ワクチン接種も実施に向け準備段階に入っています。コロナの終息まであと僅かです。もう少し、三密と不要不急の外出を避け、マスク着用と手洗いをしながら頑張りましょう。
コロナウイルス感染症の嵐の中、昨年12月6日探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの岩石を採取したカプセルを地球に帰還させました。2010年に小惑星イトカワから奇跡の帰還を果たした「はやぶさ」に続く、日本の快挙です。
太陽系は46億年前に誕生しました。地球は46億年の間に生命が誕生し、その後の長い年月の間に人間も誕生しました。リュウグウやイトカワなどの小惑星は太陽系誕生の頃とほとんど変化することなく現在に至っています。小惑星リュウグウやイトカワには46億年前の太陽系の姿が残っています。そこで、その小惑星の岩石を調べれば、まるでワープして46億年前に戻ったように太陽系や地球の生命の起源にたどり着く可能性を秘めています。今回「はやぶさ2」は小惑星リュウグウから、地球がどのように誕生し、生命はいかにして生まれ、現在の姿になったかを辿る事が出来るかもしれないとんでもない玉手箱を持って帰ったのです。
初期の地球は無機物のみで有機物は存在していません。その有機物が地球と衝突した隕石が運んで来たとしたら、生命の始まりは宇宙で作られたことになります。はやぶさ2の運んで来た玉手箱から生命に必要なタンパク質の元となるアミノ酸が含まれていれば我々は宇宙からやってきたことになるのかもしれません。コロナ禍の折、はやぶさ2が生命の神秘とロマンを運んで来てくれました。
138億年前に起こったビックバンで宇宙が誕生し、46億年前に太陽系が誕生し、地球が誕生しました。それから長い年月が経ち4万年前に人類が生まれました。今、人類は新型コロナウイルス感染症に大打撃を受けています。宇宙の創造者は人類の打撃をどう思っているのでしょうか。コロナ禍の中、夜空の星を見ると、とりとめの無い考えが浮かんで来ます。我々はどこに向かっているのでしょうか。