今年の夏は猛烈な暑さで、酷暑と言っても良いと思います。地球温暖化のため、日本が亜熱帯地域の仲間入りをしているのでしょうか。酷暑と新型コロナウイルス感染症の流行で本当に「酷い夏」になってしまいました。来月から65歳以上の方は、公費補助でワクチン接種が始まります。ワクチン接種でコロナの第12波は防ぎたいです。
ところで、2024年4月、大正製薬から薬局で買える内臓脂肪減少薬の「アライ」が発売されました。ご存じの方も多いと思います。医師の処方箋が不要で薬局で買える薬ですが、薬剤師から説明を受ける必要があります。購入には条件があります。「18歳以上」「腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上」「定期的に健康診断を受け、1ヶ月前から食事や運動などの生活週間改善に取り組んでいる」ことが条件になります。
では、どうして「アライ」内服で内臓脂肪が減少するのでしょうか。脂肪を分解・吸収するために膵臓からリパーゼという消化酵素が出ます。「アライ」はそのリパーゼの働きを阻害して、食べ物に含まれる脂肪分を体に吸収させず、便として排出する効果があります。食べた脂肪の約25%を排出するそうです。服用方法は食事中または食後1時間以内に1カプセルを1日3回内服します。お値段は6日分が税込2,530円、30日分が8,800円になります。肥満と肥満症の違いはBMIが25以上の方が肥満で、肥満に加え高血圧や糖尿病、高尿酸血症などの健康障害がある方を肥満症といいます。「アライ」はBMIが35未満で健康障害のない方の肥満症予防薬という位置付けになります。
副作用は脂肪分をそのまま排泄するため便に油分が多くなったり、無意識のうちに油分を含む便汁が漏れたり、おならをした時に油漏れや便失禁をすることがあります。これらの症状に対処するためには、脂肪分の多い食事を避け、下着にパッドをつけて対処する必要があるようです。
医師の処方箋なしで購入出来る薬ですが、高価なのと内服のためには生活習慣の改善を必要とする薬です。内服開始のため、生活習慣を改善し、運動などを開始した方は薬代をスポーツジム代金にまわせばもっと健康的に肥満予防につながるのではないなかと愚考しました。