ビタミンとは微量で人体の機能を正常に保つために必要な有機化合物で、人の体内では合成することが出来ないため食物から摂取する必要があるものです。水溶性と脂溶性があり、食物から摂取出来ない場合や摂取しにくい場合は、薬剤を服用する必要がありますが、過剰摂取すると体に不具合を起こす場合があります。本当にビタミンが必要な状態かどうかは医師や薬剤師と相談してくださいね。
ビタミンの中でも「ビタミンD」は摂取量が少ないビタミンと言われています。では、ビタミンDはどんな働きがあるのでしょうか。ビタミンDはカルシウムとともに骨を健康に保つために必要です。カルシウムとともに不足すると骨粗鬆症を起こします。骨粗鬆症は高齢の方だけの病気ではありません。カルシウム摂取不足があると若い人でも骨粗鬆症になります。
カルシウムは現代人に不足しがちです。牛乳や乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、骨まで食べられる小魚を毎日食べるよう心がけたいです。特に、牛乳や納豆はタンパク質も取れるのでしっかり摂取したいです。女性は50歳を過ぎると、ホルモン環境の変化もあり、骨粗鬆症が進行します。50歳までにカルシウム貯金できるようにしたいです。
最近、ビタミンDには癌を予防する効果が発見されました。全ての癌ではありませんが、大腸癌、肺癌、乳癌、前立腺癌の発症リスクを低下する効果があるようです。ただ、ビタミンD濃度が一定量を超えるとそれ以上の効果はないそうです。
ビタミンDを多く含む食品は鮭、しらす、いわしの丸干などの魚類、キクラゲ、干し椎茸、舞茸、エリンギなどのキノコ類、卵などに多く含まれています。牛乳や鮭、キノコ類を使うクリームシチューやしらす入りの卵焼き、きのこソテーなどがおすすめです。
最近、男女とも骨粗鬆症の方が多くなっています。50歳を過ぎたら一度骨密度の測定を行い、骨密度が低い方、特に女性は早めに骨粗鬆症の治療を開始しまししょう。100歳まで健康で過ごすためには、骨格(体の柱)が健康であることが重要になります。男女ともに一番簡単な方法は毎朝牛乳を200ML(小中学校の給食で出る牛乳びん1本分)飲みましょう。(下痢する方は豆乳でもO Kです)ビタミンDとカルシウムで100歳まで骨太で元気に過ごしましょう。