最近特に時間の経過が早くなったと感じます。令和5年の冬は正月からとても寒く、令和4年の秋から始まったコロナウイルスの第8波がハロウィンやクリスマス、冬休みなどの行事と重なりピークをむかえていました。正月早々、寒さと、コロナ感染症の恐怖で、令和5年は暗黒の年になるのではないかと心配していました。今年の1月、2月はとても寒く、閉塞感が漂う冬でした。ただ、2月頃からコロナ感染症が減少し、3月13日から、マスクの装着は個人に委ねられるようになりました。
マスクの自由化は、コロナウイルス感染症の終焉がやがて訪れるという期待をもたらし、春がはじまりました。5月8日にコロナウイルス感染症は感染症分類の第5類に変更され、事実上法的制限はなくなり、個人で考えて行動する感染症に変わりました。今流行のインフルエンザと同じ扱いです。コロナウイスの5類変更と共に春が終わりました。
初夏はコロナウイルス感染症の数も減り、足掛け3年以上に及ぶコロナ戦争もやっと終了したように思えましたが、コロナウイルスはしたたかでした。変異を繰り返し、また人類に襲いかかろうと抵抗をします。それと歩調を合わすように、5月末から暑い夏が始まりました。とてもとても暑く、長い夏です。この夏はコロナウイルス感染の第9波と重なり、私たちを打ちのめしたのでした。
記録的な夏の暑さがやっと陰りを見せた11月初旬頃に奇妙なことが起こりました。コロナウイルス感染症は引き潮が引くように収束し、今までコロナウイルス全盛期には息を潜めていたインフルエンザがコロナ感染症を凌駕しピークに達しました。10月からインフルエンザが流行したことは今まで経験したことがありません。前代未曾有の出来事です。これから先はコロナ前とは違い、経済や流通の変化、AIの発展、戦争、食糧問題、地球温暖化と今まで体験したことの無い時代に突入していくと思います。もう私たちはコロナ前には戻れません。令和6年がどのような年になるか不安と興味があります。
ただ、私にとってコロナ時代に良いこともありました。ミシンが使えるようになったこと。アルコールフリービールを美味しく飲むことができるようになったこと。今まで読んだことがなかったジャンルの本が読めたことがありました。令和5年をもって、暗黒のコロナ時代が終了し、輝かしい令和6年が迎えられたら嬉しいです。令和6年は、過去に多くの挫折を乗り越えた日本人の新たな出発の年になるはずです。