「感染症野球チームの試合を実況します。強豪チームで、只今攻撃中です。9回裏の攻撃で満塁。1塁(類)はエボラ君、2塁(類)はジフテリア君、3塁(類)はコレラ君です。そして次のバッターはコロナ君です。最近、元気がなく5類に転落しましたが、この打席はどうでしょうか。ピッチャー第1球を投げました。コロナ君打った、大きいぞ、大きいぞ、入った!逆転満塁さよならホームラン。場外まで飛ぶ大ホームランでした。」コロナは5類になりましたが、このように大活躍する力は持っています。これからも気を抜かず注意が必要です。
今年の冬はとても寒かったので入浴の最後に湯船でしっかり温まりました。バスタブの蓋を閉め水面から顔だけ出します。まるで、カエルが水面から目と鼻だけ出しているような感じです。
この姿勢で150数えると顔から汗が噴き出すほど温まります。簡易入浴サウナのようです。入浴後も体から汗が吹き出します。のどもカラカラです。
洗面所の蛇口から水を汲んでグイーと一気に飲む水のおいしいこと、おいしいこと、言葉に出来ないほどです。
「この水だ!」ふと、この水のおいしさを以前も経験したことを思い出しました。小学生の時です。夏、清輝小学校の体育館で剣道の練習をしていた時、いつも、隣のプールがコーラで満たされていたら練習後泳ぎながら、腹いっぱい飲めるのにと空想しながら練習していました。当時は、練習後の飲水は冷たいものは禁止で暑いお茶を飲むよう指導されていました。だが、体は正直で水を欲しています。当時の体育館横のトイレが暗く、臭く、おどろおどろしい感じで、できれば行きたくない場所でしたが、勇気を振り絞り、トイレに行くふりをして、手洗い場でむさぼるように水を飲みました。その水のおいしいこと、おいしいこと、それは言葉に出来ないほどでした。「待てよ、入浴後の水のおいしさは、この時の『水』の味だ」と気づきました。少しぬるく、カルキの匂いのする水。これが、当時のご馳走でした。
当時、夏の試合では、当然冷たい水は飲ませてもらえません。まず、試合場に着くと、水が飲めるところを探しました。こっそり、水が飲める試合場では調子が良かったように思えます。今考えると、水分摂取が理にかなっていたのかもしれません。このせいかどうかわかりませんが、大人になって検査したピロリ菌検査は陽性でした。この冬の再発見。「水道水、最高!」。
(追伸、水道水でピロリ菌に感染することはありませんのでご安心を。)