コロナウイスル感染症のお陰で心の折れる日があります。自由に外出が出来ない。胸いっぱいに空気を吸い込んで運動が出来ない。マスク無しでの会話が出来ない。みんなと美味いビールが飲めない。本当に不満だらけの日が続きます。そんなな中、バナナマンのせっかくグルメを見ると、ブラウン管を通しての映像ですが(今は液晶ですね)心がワクワクして温かい気持ちになれます。見ながら、いつも岡山のせっかくグルメは何だろうか?と本気で考えてしまします。せっかくグルメ、みなさんは何をおすすめしますか。私は…独り言をいいながら、あれがいいかな、これがいいかな、やっぱりあれだな。と空想に耽って気持ちの良い時間を過ごしています。
子供の頃、あまり外食する機会はありませんでした。誕生日とか特別な日に連れて行ってもらったレストランが青江にあったレストランニューみよしのでした。みよしので食べたハンバーグステーキは衝撃的でした。ジュージューと音がする鉄皿の上にハンバーグが湯気を纏って鎮座し、その横には、まん丸に焼かれた目玉焼き、甘くて綺麗な形に整えられた人参、マクドナルドが無かった頃でポテトのフライに慣れていなかった時に添えられていたポテトフライ。これはまるで異次元の食べ物のようでした。その皿の横には、ナイフとフォークが置かれてあり、夢のような出会いでした。その味は、本当にほっぺたが落ちると表現して良いのか、口の中の全ての唾液が搾り尽くされ(梅干なら10個分程度か)、どちらかといえば、ほっぺたが縮むと表現した方が良いような劇的な味でした。フォークとナイフを使うことでより美味しくなったと思います。せっかくグルメを見て、美味しい記憶をたどり、みよしののハンバーグステーキが、私の人生で一番美味しい食べ物だと確信しました。
残念なことに、現在はニューみよしのはありません。今までハンバーグを食べる度に、みよしののハンバーグと比べていました。なかなか、その味と出会うことが出来ませんでした。ハンバーグの味やサラダのドレッシングの味やポタージュスープの味が、みよしのに近いなと感じたのが、天満屋の近くにある、レストハウス オリアンでした。あの昔のハンバーグの味を思い出しながら、私のせっかくグルメ岡山編はオリアンに決定致しました。皆様のせっかくグルメはどこでしょうか。秋の夜長にマスクを外して、独り言をいいながら考えてみるのも良いのではないでしょうか。
追伸、さんまショック事件。先日私の好物のさんまの塩焼きが食卓に上がりました。今年のさんまは何と小さいことか!目ざしのように頭から尻尾まで骨ごと食べることが出来ましたが、さんまが目ざしみたいになったことがショックでした。明石家さんまさんがショックを起こしたわけではありません。