昨年の7月、トイプードルのソラが生後2ヶ月で我が家にやってきました。性別はメスです。我が家はソラを含めると女性:男性=4:1で女性優位家庭です。ソラは体重1kg弱で、まだまだ赤ちゃんでした。ソラを迎えるにあたり、まず「トイプードルの飼い方」という本を買い、子供部屋の勉強机をはじめ本や服などを全て処分してソラの部屋を作りました。
ソラは私から見たら、少し食事が出来るようになった赤ちゃんです。実際、うちの娘の子育てにほぼ関与していない私にとって、こんなに小さい生き物と生活したことがありません。無事大きくなるのか不安がいっぱいでした。まず、家にやってくると、色々なところでおしっこをしました。おしっこをトイレ用の吸水シートでふき、匂いをしみ込ませ、ソラ用トイレにおきましたが、一向にトイレでおしっこをしようとしません。このまま、尿まみれの生活が始まると覚悟しましたが、何と3日目からちゃんとトイレ付近でするようになりました。今でもよくトイレからはみ出しておしっこをしていますが、3日でトイレを理解したことに驚き、親バカながらこの子は天才犬だと信じています。
家に帰ると、誰も出迎えてくれませんが、ソラだけは嬉しそうにかけ寄ってきてきます。なでなでするとお腹を無防備にさらけ出します。かわいいったらありません。メロメロです。そんなソラですが、食が細く、あまり食べてくれない日々が続いた時は落ち込みました。ドッグフードを食べないため、鳥ササミを混ぜたり、鮭のほぐし身を混ぜたり、犬用チーズを混ぜたり、あの手この手で餌を変えましたが、肉や魚とチーズは食べますが、ドッグフードは見向きもしません。それで、ついついもう少しお肉をやろうかという具合になってしまいます。でも、それがソラの作戦だったのです。食べずに我慢していると、食事がアップグレードされるのを知っていたのです。そこから、我慢比べが始まりました。食事を残してもアップグレードせず、すぐ片付けました。痩せ細って栄養失調になるのではないかと心配で心配でたまりませんでしたが、元気に走りまわっているので、大丈夫と腹をくくり、ひたすら食べる日を待ちました。点滴でもしたほうが良いかと思いかけた矢先に、ドッグフードをガリガリと食べはじめたではありませんか。ソラとの戦いに勝利した瞬間でした。さすが天才犬です。こちらも神経を使いました。
現在は大分食べるようになり、只今、3.2kgとなりました。走ることや散歩も大好きで、コロナ禍も楽しい巣籠もりが出来ています。本当にソラ様様です。ソラのお陰でコロナ禍も乗り越えられます。ソラに感謝です。今の疑問は「孫という存在はどんなのだろう」ということです。ソラより上なのでしょうか?この答えは、当分出そうにありません。