令和3年も3月になりました。3月1日現在、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が継続中です。花粉症の時期でもあり、クシャミが出そうになると、気が気ではありません。我々はこのままコロナウイルスの攻撃を家に閉じこもって避難し、攻撃が終わるのをじっと待ち続けなければならないのでしょうか。新型コロナウイルスは変異し、さらにパワーアップして我々を苦しめています。
我々は新型コロナウイルスに対する治療薬を持っていません。今収束に向かう手段は三密を避け、マスクをして、ウイルスに感染しないように防御するしかありません。新型コロナウイルスに対する武器を持たずに今まで戦ってきました。戦うというより、逃げ回っていると言う方が正しいかも知れません。新型コロナウイルスと人類の戦いは現在のところ、コロナウイルスに軍配が上がっています。
しかし、我々はワクチンという武器を手に入れることが出来ました。今回接種できるワクチン製造は今まで作ってきた方法と違う方法で人類の叡智をかけて短期間で作成されました。そのため、ワクチン接種による有害事象の事が心配になります。有害事象とはワクチン接種後に生じたあらゆる好ましくない事象でワクチン接種の因果関係は問わない事象です。有害事象の中でもワクチン接種の因果関係が否定出来ない事象を副反応と言います。現在報告の多い副反応は接種部の疼痛や発赤、倦怠感、頭痛、筋肉痛、発熱などがありますが、発赤は3−4日で自然治癒。発熱頭痛は48時間以内で治まっているようです。重篤な副反応ではアナフィラキシーショックなどがありますが日本で導入予定のワクチン間の差は無く、従来からあるワクチンと同程度の発症率だそうです。ただ、臨床試験では白人が多く、アジア人が少ない。75歳以上の年齢の方が少なかったとのことです。
コロナウイルスは確実に変異し、強くなっています。このままでは産業を含め人類を大幅に傷つけてしまいます。我々は、ワクチンという武器を手に入れることが出来ました。この武器を手に、愛する人、家族、高齢者を守り、マスクの不要で笑顔で会話が楽しめる世界に戻るために立ち上がりましょう。まるで映画の世界の出来事ですが、ウイルスの襲撃が現実に迫ってきています。