平成30年も師走となりました。今年は極寒の冬に始まり、猛暑、豪雨、台風と災害の少ない岡山も多大な被害を被りました。災害が少ない岡山だから大丈夫だろうと思っていました。しかし、この考え方が間違っていました。自然災害はいつ、どこで起こるか分からず、時には鋭い牙で襲いかかります。その牙を少しでも避けるために、避難情報があります。生きるためには、まず避難。避難所で余裕を持てるかどうかは、事前の避難訓練と準備によると思います。
春から、岡山マラソン出場を目指し練習してきました。今年も走る気満々で応募すると、見事に落選。それでも、補欠合格や最悪でもドクター枠がまわってくるかもしれないと淡い期待を持ちながら少しずつですが練習を積み重ねてきました。岡山マラソンの準備として申し込んだ、ホップステップジャンプのホップに当たる吉備高原マラソンは台風で中止となり、ステップとして勢いをつける予定の蒜山高原マラソンが実際には今年最後の大会となってしまいました。結局、今年はホップの吉備高原マラソンは中止、ジャンプの岡山マラソンは落選、ステップの蒜山マラソンは気合の入らないへなちょこステップになってしまい、失意の中、今年のマラソン大会は終了しました。
そんな意気消沈で迎えた岡山マラソンでしたが、応援することでこのマラソン大会の素晴らしさを実感できました。まず、10km地点で選手がやってくるのを待ちました。今か今かと待っていると、沿道に大勢の方が集まってきて皆で選手の到来を待ちました。沿道の応援の方々もウキウキした感じです。皆、応援用のハリセンやテレビのバレーボールの試合でよく見る拍手用の細長い風船を手に持ち応援の準備に余念がありません。やがて選手がやってくると、がんばれ、頑張ってー、ファイトーと老若男女の声が一斉に上がります。このころ選手もまだあまり疲れていないので、元気いっぱい走っています。応援すると選手が反応してくれ、もっと応援したくなります。私の心にも、走りたい気持ちが少しずつ燃え上がって行きました。
次に、20km地点に移動し最初から最後まで応援しました。最初に見たトップクラスのランナーのスピードにびっくりしました。約2時間、選手が走るのを見て、絶対来年は岡山マラソンに選手として参加したいという気持ちが、大きく、大きくなりました。ランナーの顔に光る汗、楽しそうに走る人も苦しそうに走る人も皆ゴールを目指す熱意を、身近にひしひしと感じることが出来ました。マラソンは多数のランナーと応援が両方楽しめるスポーツです。来年は絶対に走ろうと思います。
最後となりましたが、今年は看護小規模多機能施設やサービス付き高齢者住宅、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーションの開設と多くの事業がスタートしました。多くの方々の応援と職員の頑張りで一歩一歩、歩み始めることが出来たことを心から感謝申し上げます。