平成28年も6月となりました。今年の夏は猛暑になるそうですが、すでにその片鱗を感じられます。これから、梅雨による多湿に高温が重なると、食中毒や熱中症など、体調不良の原因となります。空調管理するとともに、睡眠をとり、新鮮なものを食べるよう心がけたいです。これからやってくる夏の猛暑に立ち向かえる体の準備が大切です。
先日、中学校の同窓会がありました。35年ぶりに会う級友の中には、昔の姿が想像出来ない方もおられましたが、昔話をしながら、当時の事を思い出すと、皆、当時の姿と重なりました。当時私は「ごてん」と呼ばれていました。35年ぶりにこのニックネームで呼ばれ、懐かしく中学校時代を思い出しました。ニックネームの由来は、「御殿」に住んでいた訳ではなく、小学校3年の時、転校してきた友人が私の名前を見て、「俊典」を「後典(ごてん)」と間違えたことから始まります。小学校3年から中学校3年まで「ごてん」と呼ばれていました。あー懐かしいです。
小さい頃「俊典」という名前を好きではありませんでした。かっこ良い名前ではないし、古臭いし、読みにくいし、「かわいとしのり」と語呂も悪いです。後から聞いた話ですが、この名前は、どこかのお坊さんにつけてもらったそうです。よく自己紹介の時、名前の由来など聞かれる事がありますが、「お坊さんにつけてもらいました」とは言えず、子供ながら考えた由来が、「のりを食べてとしをとっても元気で過ごせるようについた名前です」と答えていました。心と体の乖離を「性同一性障害」と言うなら、私の場合は「名前同一性障害」でした。
そんな時ついたあだ名が「ごてん」でした。「かわいごてん」語呂も良いし、名前にスピード感があります。私はとても気に入っていました。今、この原稿を書いていて「かわいごてん」と入力し変換すると「河合御殿」と変換され、ちょっと恥ずかしいですが、当時は「ごてん」と呼ばれるのが好きでした。歴史の授業で「後醍醐天皇」が出てきた時「ごてんごてんのう」というギャグが大うけしました。
高校から現在まで「ごてん」は姿を消し、「としのり」が少しずつ頭角を表してきました。特に、アメリカで過ごしてから日本という国と日本語の「としのり」という名前に誇りと愛情を持てるようになりました。今では、堂々と「としのり」と言えます。昔「嫌」今「好き」将来「大好き」と思えるよう、名前の「かわいとしのり」と本人河合俊典が一心同体となり、より人間性を高めて行きたいと思います。