平成27年11月8日朝、小雨まじりの天候の中、8時15分にDゾーンのスタートグリッドに入る。夢では快晴であったが、現実は違うようです。深夜までけっこうハードな雨が降っていました。晴れの国岡山の第1回おかやまマラソンが大雨のなか開催されると、県知事さんも参加ランナーも私もしょんぼりしてしまいます。ゲートに入る前、岡さんが喝を入れに来てくれたのにはびっくりしました。朝から気合いが入りました。雨もほとんど上がりスタートを待つばかりです。
8時45分スタート。さあ出発と思いきや、なかなか列が動きません。だらだら歩いて、5分後にスタート地点を通過しました。それにしてもすごい人です。前も後ろも両横も人人人。さすが14500人です。これだけの方が42.195km目指して走るのですから、ものすごいエネルギーを感じます。もう人いきれでむんむんしています。興奮の坩堝にいるようです。
桃太郎大通りや市役所筋を走ることが出来る幸せを感じつつ、東古松で福森部長の応援を受け緊張がとれました。その後にも、亀山さん、松田さん、植田さんと声援をもらい、足取りも軽く走れました。空は薄くもりで雨の心配も無さそうです。昨日雨対策に、家にあった靴用の防水スプレーを帽子やTシャツをはじめ下着までスプレーしたことを懐かしく思い出しました。それに、今日の朝は雨対策に体中にワセリンを塗りました。防水対策のし過ぎか、体が蒸し暑くなり、ワセリンを塗っていない、頭や脇、お尻から普段では経験の無いほどの汗がほとばしるように出てきます。気持ち悪さを感じつつ、30号線を南下していきました。
30号線は距離が長いのですが、沿道でたくさんの方が応援して下さり、萎える心に力を頂きました。本当にあたたかいおもてなしをして頂きました。辛い時の応援や声援は心の支えになる事を実感できました。
南区役所前で見た事がある車があるなと思っていたら、田上さんをはじめ利用者の小林さん、新谷さんが応援に来てくれていました。これは嬉しいと同時に最後までがんばらなければという思いになりました。
給水所にも岡山ならではの食べ物があります。バナナ、きびだんご、せんべいが一緒に並んでいたため、両手でつかみ、走りながら、いっきに口に入れると、甘い中でせんべいがばりばり音を出し砕け塩味になった後、最後はバナナ味になる奇妙な味でした。ゆっくり食べたかったですが、そうこう言っていられません。口の中でいっきに岡山を味わい、難関岡南大橋がやってきました。橋の手前で大島さんに元気をもらい、なんとか橋を過ぎた頃に、疲れがピークになってきました。そんな時、目の前に閃光が光った。光が気になり足が前に進む。光の元は師長の〇〇歯だった。延永さんから喝をもらい、最後の最後に家族に励まされ目標より少し早くゴールできました。夢が正夢になった瞬間です。職員の皆様、沿道の皆様本当にありがとうございました。
マラソンは辛いスポーツですが、多くの方に助けられゴール出来ました。人生も一緒だと思います。今私は多くの方に支えられ、声援をもらって仕事をしているのだと思います。頑張れば多くの方が支えてくれ最後は目標とするゴールにたどり着くことが出来ると実感できた岡山マラソンでした。
今年一年はあっと言う間に過ぎてしまいました。一進会のメンバーも研修や勉強会をとおして確実に前進しています。これからも、皆の力で困難を乗り越えて行きたいと思います。今年一年間ありがとうございました。