平成26年も11月となりました。一進会も11月10日で45歳になります。多くの皆様とふれあう事が出来、本当に感謝いたします。
今年もあっと言う間でした。年をとると時間の経過が早くなるとよく言われます。私もそう思います。なぜでしょうか?こんな説があります。5歳の子供は生まれて5回しか一年を経験していません。でも、60歳の方はもう60回も経験しています。この経験回数の差が時間経過の早さの差になるというのです。皆様はどう思いますか。私は今、4歳の子の12倍の早さで一年が過ぎています。96歳の方は私の倍の早さなのでしょうか?
思い違いは多くの方が経験していると思います。視覚の思い違いもあれば、言葉の思い違いもあります。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」は恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもない物まで恐ろしい物に見えることのたとえ。また、恐ろしいと思っていたものも、正体を知ると何でもなくなるということのたとえだそうです。私もランニング中に夏は道路の溝や亀裂を蛇に見間違えることが多々あります。蛇が怖いのです。冬は蛇がいないと分かっているので、溝も何のそのですが‥•疑心暗鬼ですね。
言葉の思い違いも多く有ります。自分の恥なので言いたくないですが、「後悔先に立たず」を後悔とは後から後から何回も思い出すものなので、ずっと「後悔後をたたず」と思っていました。あと、ぶたさんの話もあります。今日はやることが無くて手持ち無沙汰だな。と使うところを、手持ちぶたさだなと言うことがありました。今はもっとかわいく使おうと「ん」を入れて、「手持ちぶたさん」にしています。
でも言葉の思い違いは思ったより多いようです。文化庁が公表した「国語に関する世論調査」では慣用句の誤用が増えていることを指摘しています。文化庁のサイト「ことば食堂へようこそ」では慣用句の正しい使い方や言葉の由来を動画で紹介しています。例えば、慣用句の「役不足」は本人の力量に対して役目が軽すぎることと答えた人が50.3%、役目が重すぎることが40.3%でした。本来は本人の力量に対して役目が軽すぎることをいう言葉です。「部長どうして私をプロジェクトチームに入れてくださらなかったのですか。」「君をはずしたのは、役不足だからだよ。」という会話のなかで役不足の本来の意味が分からないと、悲しい結果になるかもしれません。誤用にはくれぐれもご注意下さい。
秋、私がランニング中に赤とんぼが近くにやってきて一緒に伴走してくれます。私はとんぼさんといっしょに気持ちよく走れていますが、とんぼにとっては、自分の領域を侵す、不法侵入者を警戒しているにすぎません。これも、ああ 思い違いですね。