朝晩めっきり冷え込み、秋本番となってきました。今年は残暑があまりなく、過ごしやすかった方もおられますが、寝冷えして風邪をひかれた方も多くおられます。今回の題は風邪ではなく、「かぜのおと」です。でも、風邪もこれからが本番です。手洗い、うがいと気合いで風邪を追い出しましょう。
個人的な事ですが、10月には吉備高原ロードレースと蒜山高原マラソン大会に参加する予定です。何とか、完走をするために、9月から重い腰を上げ、ジョギングにいそしんでいます。
夏の暑い日に走ると、風も熱風でむあーとする草いきれで目眩をおこしそうになります。旧型の空冷式エンジンのような私の体は、夏の暑い向かい風では、肺がオーバーヒートしてしまい、休憩を要します。今はほとんど見ませんが、道路脇でボンネットをあけて、止まっている車のようです。その脇を、新型の水冷式エンジンの人が追い抜いていきます。夏の風の音は、グーとかヂーとかドーとかの濁音のイメージがあります。
秋の風は旧型空冷式エンジンにも最適です。暑くほてった体を心地良い風が冷やしてくれます。耳元でサラサラーとかスーとかサーとか何だか、心まで気持ちよくなるような音が聞こえます。サラサラーサーサースーといった音の中を赤トンボを伴走にしてマイペースで走ると、とっても気持ちが良いです。中でも、日の出頃のジョギングは最高です。最初は少し肌寒いですが、紫色に輝く空の下、早朝の綺麗な空気の音を聞きながら、自分の心の鼓動をリズムに走るのは至福の時です。紫からピンクになり輝く太陽とともに青に変わる空と心地よい風の音。こんな世界を独り占めに出来る秋の早朝はとても素敵です。
ただ、旧型空冷式エンジンは走りやめると、体に熱がこもり、暑くなります。心地よい季節なのでずっと走っていられるように思いますが、現実は違います。気持ちよい風が次第に吹かなくなる時が来た時は足がストップし、私の肺からゼーゼーと濁音が流れ出し、肺が真夏になり、やはりオーバーヒートです。
結局のところ、いつ走ってもオーバーヒートになるようです。まだまだ修行が足りないのか、部品交換が必要なのか定かではありませんが、部品交換するとなるとやっぱりiPS細胞でしょうか?