今年は台風の当たり年なのか、それとも、これが当たり前になるのか、来年からの台風シーズンが不安です。自然現象としたら、やはり人間が原因なのでしょうか。地球温暖化。人間が人間を苦しめる状況は何としても避けたいです。地球の未来を真摯に考える必要がありそうです。
危険は急にやってきます。備えあれば憂い無し。と言いますが、いくら備えても憂いがあるのが常だと思います。
日本は諸外国に比べ、治安が良く、住みやすいと思います。このことが、東京オリンピック招致にも有利に働いたと思います。その日本に住む我々は、諸外国に比べ危機管理意識が低いと思います。911のアメリカ貿易センター破壊事故、311の東日本大震災が日本人の意識を変えたのは確かですが、晴れの国岡山に住む我々は、まだ本当の危機を認識していないのかもしれません。
以前、外国のホテルで体験した事があります。深夜、アメリカ中西部のホテルで火災報知器が鳴りだしました。治安の悪くない、郊外のホテルです。私と妻は、日本の警報機と同じで、すぐ鳴り止むだろうと考え、そのまま寝ていました。しかし、なかなか鳴り止まないので、心配になり、着替える事にしました。寝間着を着替え、服を来て、荷物を整理してから、チェックアウトできる態勢で部屋を出ました。出てからびっくりです。他の客は、着の身着のままで、既に避難を終えていました。私達日本人夫婦だけが、外出できる恰好で手荷物持参していました。避難場所には消防車が控え、今にも散水できる体制でスタンバイしていましたが、幸い何も無く、避難解除となり、避難していた人達は各々の部屋に戻りました。我々だけが、がらがらと旅行鞄をひきずっていました。日本では火災報知機が鳴って、鳴ると同時に行動を起こす人を今まで見た事がありませんでした。その日本の常識が海外では非常識になることが、その時体験できました。危機の時はまず、命を最優先にする。これが一番大事です。でもこの危機管理が日本人にはあまり無いのが現状です。特に岡山など災害の少ない所はなおさらです。
南海トラフ巨大地震は必ずやってきます。いつ地震警報が出ても良いように、
日頃から準備するなどの危機管理が晴れの国岡山には特に必要なのではないでしょうか。