今年も6月が終わると一年の折り返しになります。何事も半分までが長く、折り返しを過ぎると、時間がだんだん早くなっていく気がします。あっと言う間に今年が終わってしまうのでしょうか。これからが夏本番だというのに‥.。
オンとオフの使い分けがうまい人がうらやましいです。いつもオンであると疲れてしまいます。だから、オンとオフを上手に使う人は仕事も楽しみ、休みも楽しめる人だと思います。
以前総合病院に勤めていた時は、毎日外科医として、忙しい日々を送っていましたが、夏には交代で1週間休みがとれました。チームで交代しながら、休みの人のカバーをすることが出来ました。夏休みは、病院から携帯電話が鳴る事もないし、拘束という縛りから解放された時間でした。
しかし、今は携帯電話から離れることができません。いつも拘束されている感じがします。オンとオフが曖昧で混沌としています。いつ鳴るか分からない携帯電話は恐ろしいものです。ポケットベルの頃が良かったと、昔を思い出します。
でも、人間は成長するものです。最近、オンとオフの切り替えが出来るようになりました。短い時間でもオフになれば、オフを自覚しながら、オフに集中する。ひとたび、携帯が鳴れば、スイッチをオンして、オンモードになることが出来るようになりました。オフの時、急にオン状態になれば、落ち着いた時にまたスイッチをオフにすれば良いだけの事です。オフは向こうからやってくるのではなく、自分で操作して作るものだと悟りました。
オンとオフを状況で判断するのではなく、自分でアクティブに切り替える。これが、今の目標です。子供の頃、テレビで「人造人間キカイダー」という放送がありました。その主題歌の中に、「スイッチオン、ワン、ツー、スリー」という歌詞があります。このスイッチオンこそが、今一番重要なキーワードです。自分でオン、オフのスイッチを持つ事は、仕事と休みのモードの変換が早く出来、どちらも、効率的になります。
心にオンとオフのスイッチを持ち、両方をタイムラグ無く楽しめるようになりたいです。ということは、いつか、私は人造人間キカイダー?その時はその時で、悪に立ち向かいます。