平成24年も、はや11月となり、残すところ、あと2ヶ月となりました。多くの方が思っている事ですが、最近、時間の経過が早くなっています。時間は経つけど、しなければならない事は、依然として減らず、心ばかりが焦ってしまいます。大好きな秋を堪能する間もなく、冬になりそうです。今年の冬は風邪が流行するのでしょうか。手洗い、うがいを励行し、毎日元気で、風邪を吹き飛ばしてしまいたいです。
今年も、一進会マラソン部の総仕上げとなる、蒜山マラソンがあります。この記事を書いている時はまだ、蒜山マラソン前です。念のため。
今年は、父が亡くなり、マラソン出場をどうしようか、迷っていました。でも、毎年この大会を目標にしていただけに、自分の目標を、父の事を理由に避けることは、何か逃げているような気がしました。一生懸命、人生を走った父に負けないためにも走ることにしました。ただ、練習が出来ていません。少し走ると息が上がってしまい、膝も痛くなります。夜、なかなか走る時間が取れないため、早朝の短い時間を利用して、練習しました。早朝は気持ちが良く、走れます。しかし、距離的には2kmと短いです。
父の四十九日の法要を終え、10月になり、少し時間に余裕ができました。少し、長い距離を走ってみると、とても辛く、体も重いです。ちょうどそんな時、走っている最中、辛い時に無意識にお経を口ずさんでいました。父の葬儀から四十九日の法要まで、何度となく、上げたお経で覚えた部分を唱えていました。お経のリズムと走るペースが妙にマッチして、お経を口ずさむとスムースに走れることに気付きました。多分、木魚の音とリズムが走るペースにちょうど良かったのだと思います。思わず、苦しい時のご利益かな、と人心地つきました。今は、お経を唱えながら、走る術を得、走る自信が持てるようになってきました。
蒜山マラソンは10月21日に開催されるので、この独語が出る時には、もう結果が出ています。いったいどうなっているのでしょうか。この結果は12月号でお伝えすることにします。
何はともあれ、父の好きだった「根性」という言葉を胸に、父を想いながらお経を唱え、パワーアップし、力いっぱい走ろうと思います。