10月になりました。まだ、昼間は残暑が厳しい日もありますが、夜間や朝は寒くなってきました。最近、朝、ジョギングをすることがあります。走り始めは寒いですが、走っていると、体心地良い温かさになります。東の空から、日が昇るのを目にしながら走ると気分爽快です。(何か朝から長い時間走っているように見えますが、恥ずかしながら、走る距離は2kmで15分程度です。悪しからず。)
平均寿命とは0歳の平均余命ですが、平均余命とは、ある年齢の人がその後何年生きられるかという期待値になります。現在、平均寿命は国ごとの長生きの指標としてよく使われています。
2011年の日本人の平均寿命は女性85.90歳、男性79.44歳、前年比で女性が0.40歳、男性が0.11歳縮んだそうです。その原因として、大震災の影響も大きいようです。国別では、女性は1位香港、2位日本、3位スペインでした。男性は1位香港、2位スイス、3位アイスランドで日本は8位でした。日本の平均寿命が下がったとはいえ、まだまだ、上位を維持しています。
平均寿命が1位の香港では高齢の方は楽しく過ごせているのでしょうか。スイスなどの福祉大国は高齢者にとって住みやすい国だと思いますが‥•。日本はどうでしょうか。すでに、少子高齢化社会になっていますが、今後さらなる高齢化社会に対応できるのでしょうか。私達はもっと真剣に高齢化社会問題を考える時期にきていると考えます。
平均寿命が高ければ、それだけで福祉は充実しているのでしょうか。それは、絶対ありえません。医療が発達すれば、平均寿命を上げることが出来ます。しかし、ただ生かされるだけでの人も増えます。高齢化は、自分の意志を伝える事ができず、移動もできないような状態で、胃の管から栄養を入れ、自分の意志とは関係のない所で生きている方を増やす可能性があります。このような方が増えても、生きてさえいれば、平均寿命は上がっていきます。
日本は平均寿命が高いので、健康で福祉的な国だと考えるのは危険です。平均寿命の中には心の豊かさ、暮らしやすさ、満足感などの概念は含まれていません。今、政治は混乱し大きな変化が起ころうとしています。平均寿命が高い国より満足して老後が過ごせる社会を作ってくれる国になって欲しいと思います。そのために、消費税が使われるのであれば、消費税増税もやむを得ないと考えます。
暮らしやすい日本になる事を期待すると同時に私達も選挙の時、我々の将来を託せる政党をしっかり考える必要があると思います。立ち上がれ日本、我々の未来のために‥•。