暑い夏がやってきました。今年はロンドンオリンピックもあり、手に汗握る、熱い大会に、世界中がホットになっています。オリンピックの暑さは、我々の心にも火を付けて、熱い感動をくれますが、夏の暑さは、感動もなく、倦怠をもたらします。この夏はオリンピックの感動で、暑い夏を乗り切りたいものです。日本、頑張れ、えいえいおー!
現在、認知症の方が増え、それを取り巻く家族も、認知症に悩まされている方が多くいます。でも、認知症は、かかっている本人が一番苦労していると思います。自分が今まで築きあげた自分というブランドを、少しずつ、自分で壊してしまう可能性がある病気です。認知症が怖い人は、認知症を身近で見て来た人に多いと思います。例えば、私がおかあさんみたいになったらどうしようか。など、身近で看病やお世話をしていた方が一番恐怖を感じるのではないでしょうか。その恐怖の中には、子供には迷惑をかけてはいけない。という思いが強いと思います。
最近、人の名前をすぐ忘れる、とか、何か物を取りに来たのに、何を取りに来たか忘れてしまった(私にもあてはまりますが‥•)。など、多くの方に心あたりがあるような事でも、認知症を心配している人にとっては、私も認知症が始まったと恐怖を感じます。
多分、多くの方は、認知症に恐怖を感じています。そのために、大人のドリルをしたり、本を読んだり、手を細かく使う作業をしたり、運動や散歩を頑張ったりして努力している人は、たぶん認知症になりにくいと思います。
しかし、アルツハイマー型認知症など、避けられない認知症もあります。現在、認知症を治す治療薬はなく、症状を遅らせる薬しかありません。この不治の病故、恐怖がおこります。考えれば、癌は早期発見で助かる病気ですが、認知症は治癒しない。自分の人生とともに、共存していかなければなりません。
でも、安心あれ。現在、再生医療はすごい進歩をとげています。移植治療も再生医療にとって変わられるかもしれません。脳細胞においても然りです。近い将来、薬より再生医療で認知症を治療できる時代がすぐやってくると思います。