平成24年も、はや3月となりました。2月は本当に寒かったです。思い過ごしかもしれませんが、例年より、凍傷の方が多かったように思います。インフルエンザと流行性胃腸炎の流行もあり、寒さとのダブルパンチでダウンされた方も多くおられました。暖かく、過ごしやすい日が早く来て欲しいですが、今度は花粉症到来です。これも辛いです。早く秋がこないかなー。これが私の本音です。
私達のまわりは不安がたくさんあります。日本の経済状態や産業の悪化。いつ起こるか分からない大震災と原発事故。体に関しても、癌や脳梗塞。交通事故など。新聞には不安材料が山と書かれています。毎朝、新聞を読むと明るいニュースより暗いニュースの方が多い気がします。我々はこれほどにも多くの危機に囲まれて生活しているのです。
そう考えると、今、生きているのは、奇跡的な事かもしれません。または、生かされているのかもしれません。生かされていると言う事に気づくと、いつ、どこで、どうなるのか分からないが、今生きている時間はとても貴重で重要な時間であると思い至ります。そうすると、毎日毎日を大切に過ごすようになると思います。癌の末期の方にとって時間は非常に貴重です。我々も生を受けた限りはいつか死を迎えます。生かされている時間は限りがあります。時間の期限は明日までかもしれませんが、ずっと先かもしれません。この限りある貴重な時間を日々意識して有意義に過ごそうと努力した時に、いろいろな不安感がへり充実した日常になるのではないでしょうか。
日本は水、電気、食べ物、気候などに恵まれ、それぞれに対し「あって当たり前」になってしまいました。今、自然への恩恵や社会への感謝が希薄になっています。他人の暮らしぶりと比較するのではなく、自分が生活で受ける恩恵に対し感謝の気持ちを持つ必要があると思います。昔の人は自然や農作物など、森羅万象に感謝の気持ちを持って生活してきました。その頃の生活は、今ほど不安は無かったはずです。自分の受ける自然や社会からの恩恵について思いを巡らせれば不安も減り、充実した日常がおくれるのではないでしょうか。
明日から、不安を吹っ飛ばすぐらい、一日を大事に、一生懸命生きてみませんか。そうすれば、明るく元気な日本がもどってくるような気がします。