県北では紅葉が始まり、まさに秋本番となりました。先日、当院の昼食は、栗ごはんと秋刀魚でした。口の中に秋が広がり、とても幸福になりました。私の場合、秋は口からやってくるようです。秋は最高です。ついでですが、秋刀魚の塩焼きには大根おろしと味ポンがベストな組み合わせだと思いますがどうでしょうか?
10月16日、一進会マラソン部が蒜山マラソンに参加しました。今年で2回目となります。総勢14名。出場選手12名、応援団2名での参加となりました。朝5時30分に集合し、昨年は間に合わなかった、川上さんの、かわいらしく美味しい差し入れを腹に入れ、6時前に長い珍道中の幕が上がりました。
岡山インターから高速に乗り、岡山道に乗り換え、蒜山を目指す予定でした。岡山インターに乗ってから「岡山道を乗り間違えて倉敷まで行く事がよくあるよねー」などと話していると少し霧があったとはいえ、左に川崎医大が見えるではないですか。私は2号車に乗っていました。1号車の松田号はカーナビやテレビを3台も装備しているはずなのに、なぜか岡山道に乗り損ね、川崎医大を左に見ながら進んでいきます。やはり話どおり、岡山道は我々にとっては難関で見事に撃沈しました。倉敷インターを出て、地理の得意な大島さんのナビで総社インターから無事岡山道に乗れました。機械ナビより大島ナビの方が優秀です。
なんとか、蒜山高原に着き、皆でエントリーを済ませ、準備をしている時、ハーフを走る李さんのシューズの底がペローンをはがれています。ボンドないですかねー。と、本人はトラブルを楽しんでいるように見えます。が、ボンドなどどこにもありません。ご飯粒でひっつけるなどの案が出ましたが、「このシューズ高かったんですよー。」と話す李さんに大島さんが、何で前日にちゃんと準備しとかないの!と喝をいれ、沢山持参した医薬品のなかから包帯を出し、シューズを包帯で固定し、李さんは無事ハーフを踊りながら完走できました。点滴や処置道具を多数持参しましたが、使ったのは李さんのシューズに使用した包帯だけでした。まあ、皆無事で良かったです。
今年の私の目標はハーフを走ることでした。昨年、以前一緒に働いた同僚(富田さん)がハーフに出場しているのを見て、かっこ良いなと思ったのがきっかけです。でも、本番当日まで、ハーフを走る事はありませんでしたが、大会のオーラで完走できました。思えば、マラソン大会に出るきっかけは2年前、黒住師長がマラソンを始めた私に、走るなら、マラソン大会に皆で参加しよう宣言し、マラソン部が出来、延永さんがマラソン部をもり立て、練習する環境を整えてくれたおかげだと、しみじみ思います。二人には心より感謝しています。走る事は苦しいですが、その中に小さな楽しみを見つける事ができました。それは、走り終えた時の達成感です。苦しいけど、最後には満足感があります。スポーツでも仕事でもエイヤーと乗り越えなければならないハードルを作り、乗り越えるための努力し、それを乗り越えた時の気持ちは最高です。人生には沢山のハードルがありますが、それを乗り越えるためには、努力も大事ですが、一緒に努力してくれる仲間はもっと大事だと思います。今回のマラソンでも車の運転から応援まで縁の下の力持ちとして、我々を支えてくれた、亀山さんと岡さんには心からお礼を言いたいです。「ありがとうございました。」また、来年も宜しくお願いします。